琉球王国時代の沖縄で発祥し、近代以降に本土に伝わり体系化された武道です。拳足による突きや蹴りといった攻撃技を特徴とする武道ですが、実は攻撃技だけでなく防御である受け技には敵の戦闘能力を喪失させる極め技が秘められています。
また、稽古を積む中で、礼節を修め、技を磨き、身体を鍛え、心胆を錬り、心身の調和を図り、人間力を高められる日本の素晴らしい伝統文化のひとつです。
さらに、呼吸や発声を行いながら、全身を前後、左右、上下に動かすので、子供から大人までバランスの取れた心身の発達や健康を促す運動法としても有効なものです。
そして、2016年8月3日には東京2020オリンピック競技となり、国内外で普及が著しい国際的にメジャーな競技としての一面もあります。
個々で行える伝統的な空手の稽古法で、相手の攻撃を想定しながら各種の技を一定の順序で演武するものです。1つの形は数十秒から数分という短い時間で演武しますが、奥深く様々な意味を込めた構成となっており、それぞれにとてもドラマチックです。
修業者は形の稽古を通じて、空手の基本的な技や姿勢を身につけ、護身に必要な動作が修得でき、さらに心身の自己制御能力が高まります。
形の種類は、首里手、泊手、那覇手の各系統によって、違いがあり、同じ形でも流派によって、あるいは沖縄と本土によっても違いがあります。
様々な流派・団体においても形は級位や段位の審査項目の一つとして重視されています。また、競技としても盛んに演武されております。
複数で相対しておこなう稽古法で、決められた手順に従って技を掛け合う「約束組手」、自由に技を掛け合う「自由組手」があります。
体力や能力、年齢、性別の異なる相手に応じて、呼吸や間合いを図りながら、適切なタイミングで、制御した技を実際に掛け合い、不測の状態にも対応する心身の制御能力(残心)などを養う護身術の実践と言える稽古法です。
また、各流派・団体において級位や段位の審査項目の一つとして重視されています。そして、競技としても盛んに行われております。
空手道には多数の流派が存在し、流派によって学ぶ形や稽古法、試合規則などが大きく異なります。松濤館流、和道流、糸東流、剛柔流が一般に四大流派と呼ばれ、よく知られています。
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